一般質問 議会報告

平成30年第3回定例会 一般質問

2018.09.04 : 平成30年第3回定例会(第2号) 本文

◯14番(藪原太郎君)  民主生活者ネット、藪原太郎です。通告に従いまして、それでは一般質問させていただきます。
まず、1つ目のテーマ、本市の自転車行政の今後、駐輪場問題、交通問題、二輪車について。先月、8月の総務委員会では、武蔵野市の将来人口推計について速報版ということで行政報告がされ、今後30年、平成60年には16万2,000人程度に達すると想定されているという報告がなされました。多くの市民の身近な足として自転車が利用されており、人口増は自転車の増加につながると考えられます。本市においては武蔵野市自転車等総合計画があり、第五期長期計画や自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律、都市マスタープラン等の下位計画として位置づけられています。人口増加は本市の自転車行政にも大きく影響すると考えて、今回の質問をさせていただきます。
吉祥寺駅、三鷹駅、武蔵境駅、それぞれの駅周辺駐輪場における現状の課題を伺います。
人口増は、吉祥寺駅、三鷹駅、武蔵境駅、それぞれの駅周辺の駐輪場にどのような影響を与えると想定されているのか伺います。
3つ目の質問といたしまして、1番目、2番目の質問を踏まえて、吉祥寺駅、三鷹駅、武蔵境駅、それぞれ駅周辺の駐輪場の今後をどのように考えているのか、これを伺いたいと思います。現時点での大きな課題として、三鷹駅の中央大通りの駐輪場閉鎖の影響があると考えます。その対応策として、新たに中町第3、第4自転車駐車場とサイクルタイムズが開設されましたが、大きな改善には至っていないのかと考えております。
三鷹駅周辺の駐輪場課題をどのように解決していくのか、今後の方向性を伺いたいと思います。三鷹駅周辺はスペース的な問題から、限られた土地で有効に自転車を駐輪できるような工夫、こういったことが必要だと考えておりますが、見解を伺います。例えば2段ラックなど、そういった具体的な検討をしているようなことがあれば、ぜひお示しをいただきたいと思います。
吉祥寺駅、武蔵境駅周辺の駐輪場については、半分以上が市外の利用者ということでお伺いをしています。余剰スペースのある駐輪場であればよいのですが、市民が駐輪場を利用するのに四苦八苦するような状況であっては、市民を優先していただきたいと考えるのは当然のことではないでしょうか。そこで質問をいたします。
近隣区市の大型マンション建設などが予定されておりますが、本市の駐輪場が大きな影響を受けてしまう前に対策が必要だと考えます。それについての御見解を伺います。
市民と市民以外とで料金が同じ駐輪場がほとんどであること、金額に違いのある駐輪場であってもその差額はわずかであることについて、どのようにお考えになっているのか、見解を伺います。また、同額の駐輪場があること、そうでない駐輪場があること、その違いは何か、あわせてお伺いをしたいと思います。
ここまで自転車の駐輪場についてお伺いをしました。
続いて同じく、武蔵野市自転車等総合計画に記載のある原動機付自転車及び自動二輪車の駐車場整備についてお伺いをいたします。総合計画には次のように記載があります。二輪車は自転車と自動車の中間に位置し、自転車と自動車両者の特徴をあわせ持つ交通手段である。このため、二輪車は通勤・通学、業務、ツーリングなど幅広い目的に利用されている。二輪車のうち、原動機付自転車は主に通勤・通学や買い物等の比較的短距離に利用され、自動二輪車は原動機付自転車と比べて長距離の移動に利用されることが多く、主に目的地までの交通手段として利用されている。現状、原動機付自転車及び自動二輪車の駅周辺における停留台数は、自転車に比べて極めて少ない。平成26年の自転車等駐車実態調査結果によれば、原動機付自転車の市内三駅周辺における停留台数は472台で、自転車停留台数2万7,416台の2%にも満たない。一方、自動二輪車の停留台数も73台で、自転車停留台数の1%にも満たない。原動機付自転車及び自動二輪車の利用は、自転車の利用に比べて極めて少ないという報告があります。
確かに自転車に比べて少ないということはわかります。理解もできます。しかし駅周辺の停留台数が少ないことが、ニーズのないことに直結するとは私は考えておりません。原動機付自転車も含め、自動二輪車は運転免許が必要なことから、短時間であっても、特に駅周辺においては駐車違反として取り締まりを受けます。したがって、置く場所がない、駐車場がないことから、そもそも使いたくても使えないというのが現実だと考えるのが妥当ではないでしょうか。
実際に一般社団法人日本自動車工業会がことし3月に発表した資料、2017年度二輪車市場動向調査での二輪車使用評価と課題という項目には、二輪車使用時に駐車で困った経験は30%、前回の37%と比較して減少している。駐車場所がないことに困った経験が多い東京23区は53%と多いが、前回の69%と比較して減少している。ただ減少したとはいえ、半数以上が感じている困り事である。駐車で困った場所は駅周辺、繁華街、自宅が多い。こういった報告があります。
データは23区についての報告ではありますけれども、本市は23区に隣接しており、参考としてもよいと私は考えております。また、報告内には前回とありますけれども、この調査は2年に1度行われている調査ということですので、前回というのは2年前であることをここで補足しておきます。
また、二輪車メーカーが名を連ねる日本二輪車普及安全協会に、駐車場について情報提供を求めました。武蔵野市内に駐車場整備を求める声が協会にも届いているそうです。平成26年には1件、平成27年には2件、平成28年には6件、平成29年には11件あったということで報告を受けました。数は少ないにしても、駐車場整備を求める声が年々増加傾向にあるということがわかります。
本市に登録されている原動機付自転車の台数の推移は、市税概要によれば、50cc以下で、平成26年が2,774台、27年は2,588台、29年が2,426台と推移しております。90cc以下はといいますと、320台、300台、262台、125cc以下は、889台、882台、922台と、125cc以下のみが増加しています。このことは、先ほどの二輪車市場動向調査にも同様の指摘があり、原付一種の減少が指摘されております。原付二種については微増傾向にあるということでデータが示されております。
こうした理由もあり、現在50ccまでの駐車場について、125ccまでが利用できるようにすべきではないかと私は考えます。幸いにして、車体の大きさは50ccと125ccを比べてもそれほど変わりません。車種によっては同じ車体で排気量のみが違うというものさえ存在します。以上を踏まえて質問をいたします。
全国的に見ても減少傾向にある原動機付自転車の登録状況、本市における登録減少はどのような理由が考えられるか、見解を伺います。
登録数の傾向から、50ccを置くことのできる駐車場の排気量制限を125ccまで拡大すべきだと考えますが、見解を伺います。もし無理だということであれば、その理由についてもお伺いをしたいと思います。
原動機付自転車の登録を扱う市民税課においての原動機付自転車は、50ccから125ccまででありました。交通対策課においての原動機付自転車は、50ccを指し示しておりました。それぞれの課における原動機付自転車の定義を伺います。またあわせて、その定義の根拠についてもお伺いをいたします。
国土交通省は125ccを超える排気量の二輪車も含めて、駐車場をふやしていきたいとの意向を打ち出しておりますが、そのことについて見解を伺います。
続いて、2つ目のテーマです。命を守る避難所の基準の見直し、エアコンの整備について。平成30年7月、大変な豪雨災害が西日本を襲いました。その傷は癒えず、被災者は不自由な暮らしを今でも余儀なくされております。大きな災害が発生するたびに、その災害から多くを学び、未来に起こる可能性のある災害に対し最善の備えをする。これは市民の命を守るための自治体の責務だと私は考えます。
本市は幸いにして大きな河川もなく、地盤も丈夫とされております。しかし、何かが発生した際に市民が身を寄せることになっているのは避難所です。その避難所についても気になる報道が多々ありました。災害時における本市の避難所やそのあり方、今後についてお伺いをいたします。
避難所の国際基準であるスフィア基準は、アフリカ、ルワンダの難民キャンプで多くの方が亡くなったことから、国際赤十字などが20年前につくった基準です。その後、災害の避難所にも使われるようになり、紛争や災害の際の避難所の環境についての最低基準と定められております。この基準によると、例えば居住スペースは1人当たり最低3.5平方メートルが必要、快適な温度と換気が必要である。ほかにも、トイレは20人に1つ、女性トイレは男性トイレの3倍必要など、現状の日本の避難所からはとても想像ができないほど理想的な基準が記載されております。
我慢することが当然というような空気もある避難所ですが、今回の豪雨災害においては酷暑対策のため、国主導でエアコンの設置が行われました。これは当然の設置だと考えます。気温や湿度、悪条件が重なれば、エアコン設置前に命は危険にさらされる可能性もあります。そこで質問をいたします。
本市の避難所の基準を国際的に最低基準とされているスフィア基準を満たす、そういった方向で検討していくべきだと考えますが、見解を伺います。
今回の降雨災害の報道や国の動きを見ると、夏の避難所生活においてはエアコンが必須と考えます。本来はあらかじめつけておくべきだと考えますが、見解を伺います。
今回の豪雨災害では、避難所生活に命の危険もあり、エアコンが設置されました。言いかえれば、命の危険のある体育館を児童生徒や教職員が利用しているともとれます。当然本市の体育館であっても同じことを考えますが、見解を伺います。これについては防災的な視点、教育的な視点、どちらも考えられることから、市長、教育長、両方の御意見をお伺いしたいと思います。
続いて3つ目、小学校のプログラミング教育についてお伺いいたします。2020年度から全面実施となる小学校の新学習指導要領では、プログラミング教育が必修化されます。外国語などと違って、2018年、19年度の一部前倒し実施は義務づけられておらず、独自の判断で授業に取り入れると聞いております。小学校で行うプログラミング教育では、プログラマーを育てることが目的ではなく、プログラミング的な思考を身につけることが目的とされておりますが、本市においてプログラミング教育必修化に向けてどのような状況にあるか、確認の意味も込めて、今回質問をさせていただきます。
プログラミング教育を行う科目は決まっているのか、お伺いをいたします。
プログラミング教育の指導を行う教員について、実際に指導する教員は決まっているのか、例えばどの科目の教員が行うのか、決まっていることがあればお伺いしたいと思います。
プログラミング教育の必修化、またその準備等により、教員の多忙化に拍車をかけることが懸念されますが、その対策について見解を伺います。
プログラミング教育実施のための環境づくりはどのようになるのか、児童が使う端末はどうするのか、学校へのWi−Fi整備などは必要となるのか等、現時点で決まっていること、検討していることなどがありましたら、お伺いをしたいと思います。
以上で壇上からの質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。

◯議 長(本間まさよ君)  この際、あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。

◯市 長(松下玲子君)  藪原太郎議員の一般質問に順にお答えをいたします。
まず、大きな1問目の1、2、3につきましては、質問に関連がありますので、一括してお答えをしたいと思います。まず、三駅共通の課題といたしまして、自転車駐車場、いわゆる駐輪場は、借地や市有地の暫定利用であることから、代替地を含め、用地を確保することが課題となっております。人口増の影響につきましては、駅から自転車利用発生地までの距離によるため、さまざまな調査を行う必要がありますが、自転車利用者はふえると想定をしております。御指摘をいただいたとおりでございます。
しかしながら、自転車駐車場の整備台数をふやすほど、新規の自転車利用者を呼び込むということもあり、また自転車は便利な移動手段である反面、危険運転などさまざまな問題が生じてもいます。自転車だけではなく、地域公共交通全体の中でバランスを図り、整備目標台数のあり方について検討してまいりたいと思います。
そして一時利用が慢性的に満車である一方で、定期利用区域内では空車が目立っている状況があるため、調査等を実施し、一時利用台数と定期利用台数の適正なバランスを図っていきたいと考えております。今後も利用実態を把握しながら、既存駐輪場の有効活用を図るとともに、民間と連携しつつ、必要な用地確保など、拡充に努めていきたいと考えます。
続きまして、1の4と5について、こちらも三鷹駅周辺の関係で関連があるため、一括してお答えをいたします。空車の目立つ定期利用区域の弾力的な利活用を行うため、臨時的な一時利用の受け入れ台数をふやすとともに、既存駐輪場の有効活用や、三鷹駅北口周辺の民地等の余剰地の交渉を進めていきます。
既存スペースの有効活用を図るため、2段ラック式の設置というのも考えられるのですが、近年ふえております電動アシスト自転車は重量の関係で、2段ラックの上のほうは使用できないなどの制約があり、また自転車車種も多様化していることもあるため、利用状況や製品開発等の動向を見ながら検討を行っていきたいと考えます。
また、吉祥寺パーキングプラザ公共駐輪場では、定期利用スペースの一部を臨時的に一時スペースとして開放し、より多くの一時利用者を受け入れていることから、三鷹駅北口の既存駐輪場においても導入可能か検討を行い、早期に実施したいと考えております。
続きまして、1の6と7に関して、こちらも関連があるためまとめてお答えをいたします。平成22年度以降に開設、改修した駐輪場より、受益者負担の観点から、市外の利用者に対する使用料について、市外料金を設定しております。これは1割程度の増額設定を行っております。自転車等総合計画では、施設の建てかえや改修などに合わせて市外料金を導入し、制度の統一を図るとしております。そのため、市民、市外で同額の駐輪場とそうでない駐輪場が生じている現状でございます。
近隣区市の大型マンションの建設等への対策につきましては、近隣自治体や路線バス事業者等の地域公共交通関係者との連携を密にし、早い段階で情報をキャッチし、開発事業者と協議を行うなど、対策を講じてまいります。駐輪場によって市外料金が設定されていないという状況、これは公平性の観点からも課題があると私は認識をしております。
受益者負担の観点からも利用料金については、負担割合も含め、定期利用から一時利用への移行、市内、市外の料金差をつける、定額利用料金は駅に近いほど高くするなど、市の考え方というのを示した上で、武蔵野市自転車等駐車対策協議会にて議論を行いたいと考えております。
続きまして、1の8についてです。総務省の全国調査によりますと、原付第一種と呼ばれる50cc以下の原動機付自転車の保有台数は、平成22年度末に745万台であったものが、平成29年度末には562万台となり、7年間で24.6%ほど減少している状況にあります。減少した理由としては、若者のバイク離れ、排出ガス規制の強化、電動アシスト自転車との競合などが指摘されており、本市においてもそのような理由から、登録台数が減少しているものと推測をしております。
続きまして、1の9、10、11につきましても関連があるため、まとめてお答えをいたします。先ほども課題に挙げましたとおり、駐輪場は借地や市有地の暫定利用であり、代替地を含め、用地を確保することは難しく、特に三鷹駅北口周辺の自転車の駐輪場につきましては、大規模の駐輪場が閉鎖になるなど、その対応に苦慮している現状です。
加えて、子どもを前後に乗せている電動アシスト自転車が増加しており、大型の自転車利用者を受け入れるため、既存駐輪場台数の見直しというのも適宜行っております。限られた財源と土地利用の中では、駐輪場の確保と有効活用が、まずは優先課題であるとの認識を持っております。
原動機付自転車の定義と根拠でございますが、自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律第2条第1項第2号、及び武蔵野市自転車等の適正利用及び放置防止に関する条例第2条第1項第1号では、原動機付自転車は自転車等に含まれ、道路交通法第2条第1項第10号に規定されております。
また、道路交通法第2条第1項第10号において、原動機付自転車は、内閣府令で定める大きさ以下の総排気量または定格出力を有する原動機を用い、かつ、レールまたは架線によらないで運転する車であって、自転車、身体障害者用の車椅子及び歩行補助車等以外のものをいうと規定されております。
さらに、道路交通法施行規則第1条の2において、内閣府令で定める大きさは、二輪のもの及び内閣総理大臣が指定する三輪以上のものにあっては、総排気量については0.050リットル、その他のものにあっては0.020リットルとすると規定されています。
これら以上の法令の規定により、交通対策課における原動機付自転車の定義は、50cc以下と区分をしております。
自動二輪車の駐車場整備につきましては、民営駐車場の管理業者に対し、駐車場の利用状況に応じて、その一部を自動二輪駐車場に変換するなど、引き続き要望していくとともに、東京都駐車場条例に基づく自動二輪車駐車場の付置義務指導の強化など、東京都と連携しながら、民間事業者による駐車場の整備促進を図ってまいります。法令に基づき、50cc以下の原動機付自転車のスペースを確保しているため、125cc以下の受け入れを行うには条例改正等が必要と考えておりますが、今後の自転車利用台数の状況、125cc以下の利用者ニーズ等を把握しながら、研究をしていきたいと考えます。
次に、大きな2問目の1についてです。平成28年4月、内閣府が公表した避難所運営ガイドラインでは、被災者の健康を維持するため、避難所の質の向上を目指すとしています。災害が発生すると避難所は、住まいを失い、地域での生活を失った被災者のよりどころとなります。しかし過去の災害では、避難所における生活の質には課題もあり、水、食料、トイレ等の問題、限定的な冷暖房など、避難者が体調を崩す環境と隣り合わせとなっております。
スフィア基準は、地域紛争による難民問題に対応するためにつくられた基準で、人道支援の現場においてどのような状態が満たされているべきか、そのような問いに対して人道NGOが策定した基準です。避難所の基準をスフィア基準に基づいて整備をしていくということは、現在の避難所受け入れスペース、施設や備蓄量や備蓄スペース等のさまざまな課題があると認識をしております。
しかし熊本地震や西日本豪雨災害では、災害関連死の問題も課題として認識をしておりますので、避難者の避難長期化に備えて、居住環境や衛生環境、健康管理にも留意した避難所運営対策を構築していきたいと考えます。
次に、2の2についてです。小・中学校の体育館には、避難所として使用する際の暑さ対策として、大型扇風機を2台配置しています。しかし、ことしの夏のような高温状態が続いた場合は、避難者の健康のことを考えると、さらなる対策が必要であると考えます。
2の3についてです。避難生活が長期化すると、避難者の健康面に考慮した避難所運営が必要であります。エアコンの避難所への設置について、既存施設では冷房効果のある機器の設置を検討するとともに、学校改築時の際には、エアコンの設置を検討したいと考えます。
私からは以上です。

◯教育長(竹内道則君)  私からはまず、大きい2番の3、学校のエアコン設置についての考え方です。今夏の気候は災害級という言い方もされているように、特別な暑さであると認識をしております。学校教育の施設である学校を、避難所として日常生活を送る施設として利用するには、一定の限界はあるものと考えております。また、学校は児童生徒が日常を過ごす場であり、児童生徒の心と体の健康を支え、校内の快適性を一定確保した、健康に配慮した施設としてあるべきものと考えております。
学校体育館に冷房設備を設置することについては、現在具体的には検討していないところでございます。学校の体育館への冷房設置のためには、設備上の課題、気密性の課題、屋外スペースの設置場所の課題、事業経費の課題などがあり、現行の全体育館に設置していくのは難しいと考えております。
しかしながら、ことしの夏の厳しい気候を考えると、何らかの対策は必要と考え、この7月には1小学校の体育館に大型送風機を1台設置して、実証を行っているところでございます。その状況も踏まえて、効果があれば大型送風機の全校導入や、あわせて冷房効果のある機器についても情報を得て、研究したいと考えているところでございます。
また、改築時の対応になりますが、今後策定される学校施設整備基本計画の中では、健康的かつ安全で豊かなユニバーサルデザインに配慮した学校との考え方から、体育館の冷暖房を備えることについては検討したいと考えております。計画の中に位置づけられれば、学校改築の際に設置されるものと考えております。
そして、プログラミング教育についてでございます。プログラミング教育は、各教科の中で適切に行うこととなっており、文部科学省「小学校プログラミング教育の手引」には、算数、理科、音楽、総合的な学習の時間で行う学習活動が、事例として取り上げられております。
プログラミング教育の指導を行う教員についてでございますが、基本的にはその教科を指導する教員が行うことになりますので、多くは学級担任が担当することになります。
プログラミング教育の準備等により、多忙化に拍車をかけるのではとのお尋ねでございますが、藪原議員御指摘のとおり、新しい内容を指導するということになることから、教員はその準備や研修が必要となり、多忙感が増加されることが懸念されます。武蔵野市教育委員会においては、先生いきいきプロジェクトを推進し、教員の負担軽減を図っていきたいと考えております。
次に、プログラミング教育実施のための環境づくりについてのお尋ねですが、現在全小・中学校のパソコン教室には、タブレットPC、タブレットパソコンを40台ずつ配備しておりまして、無線LAN環境も整っております。現在配備されている機器等を活用して、プログラミング教育を実施していく予定でございます。
以上でございます。

◯14番(藪原太郎君)  それでは、再質問をお願いいたします。プログラミング教育のほうからいきたいと思います。科目は各教科の中で、算数、理科、音楽ということで、これは確かに文部科学省のほうでもこういった内容で情報がありました。算数、理科というところまでは何となくわかるのですけれども、もちろんなぜ音楽でやるのかということは、その文部科学省の内容を読めば、確かにそうだなと思うのですけれども、音楽の先生は専科の先生ですよね。なかなかこれは本当にハードルが高いのかなとも思うのですけれども、その辺はどのようにお考えなのか。
今、ただでさえ先生たちは忙しい中で、もちろん武蔵野市は先生いきいきプロジェクトという形でフォローに力を入れていますけれども、本当に真剣に考えないと、それに追われて先生と子どもたちの時間というのが本当になくなってきてしまうのかなと思います。これはこれからのことですけれども、真剣に多忙化解消、そういったことにはこだわって進めていっていただきたいと思います。
設備については、既に今ある環境でいけるということでわかりました。どういった内容をやるのかなというのは、ちょっとその文部科学省のほうで発表している内容を見れば、確かにタブレットとWi−Fiがあればできる内容なのかなとも思っておりますので、それについては随時新しい情報とかが出れば、それに合わせて対応していっていただければと思います。これは本当に確認の意味も込めての質問ですので、多忙化について本当に心配していますので、それについて御意見があれば、お聞かせいただければと思います。
続いて、スフィア基準、エアコン、こちらですけれども、今回のこのスフィア基準というのは、日本語版のハンドブックは300ページ以上あって、内容もすごく難しかったです。中には、本当にこれは武蔵野市は関係ないなということもありました。地雷のこととかも書いてあって、確かにそういう紛争地帯とかのことも書かれています。でも、内閣府の避難所運営ガイドラインにもこのことが紹介されていて、被災者にとって正しい支援とは、被災者が安定した状況で尊厳をもって生存し、回復するためにあるべき人道対応、実現すべき状況とはどのようなものか。この国際的なプロジェクトでは、人道憲章の枠組みに基づき、生命を守るための主要な分野における最低限満たされるべき基準という形で紹介されており、我が国の避難所の質の向上を考えるとき、参考にすべき国際基準となりますと書かれております。
これを全て、今武蔵野市で満たしてほしいと思いますけれども、現実問題難しいということは理解しておりますので、避難所の質の向上ということで、市長のほうからも前向きな御答弁をいただいております。もしも避難所生活が長引いてしまったとき、避難所に入ったときの質の向上ということで、しっかりと今後考えていっていただきたいと思います。これも御意見をいただければと思います。
例えば下水直結式のトイレが整備されていると思います。これは本当にすばらしいことだと思うのですけれども、スフィア基準に照らし合わせると数が足りない。そういう問題もあるのですが、例えば防災訓練に私が一緒に参加したときなどに、マンホール直結型のトイレの設置訓練をやります。つくることはできるのです。例えば訓練に参加した子どもたちも、高学年であればできるのです。
だけれども、例えば、別に服を着たまま、ズボンをおろさずに、試しにここに座ってみてと言うと、こんなところに座れない、これが現実だと思うのです。仮に本当にそのトイレを使わなければいけないような状況になったとします。仕方ないです。最初は使うと思うのです。だけれども、2日、3日、4日とたったときに、あのトイレがどういう状況になるか。想像がつくと思うのです。そういう中で、子どもたちが用を足せるのか。
子どもたちだけではありません。トイレに行きたくないから水分をとらない。そういった形で関連死というのも問題になったと思います。そうしたことにしっかりと焦点を当てた上で、武蔵野市の避難所運営ということを考えていっていただきたいと思います。今後の備えとしてやっていただきたいと思いますので、これについては御見解をお聞きしておきたいと思います。
エアコン、これはもう本当に教育長は、今回はいろいろと重なりまして大変だと思います。でも本当にこれは、我々は示し合わせたわけではないのです。各自がそれぞれにこういう課題がある、そういった思いで、それぞれに質問をしている。それだけ重要視しているということなのです。ですので、もちろんそれこそ今後の学校計画の中に織り込まれれば整備されていくということは、御答弁でいただいていますけれども、緊急な話だとも思いますので、ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。
また、文科省の省令では、小学校の設置基準として、小学校の施設及び設備は、指導上、保健衛生上、安全上及び管理上適切なものでなければならないとなっていると思うのです。例えば体育館は学校施設、設備だと思うのですけれども、そこで児童が健康を害するような可能性があっては、これは適切なものとは言えないのではないかなとも思うので、いろいろ課題はあるかと思いますけれども、本当にこのことについては早急に、もう来年の夏に向けて何らかきちんと動いていただきたいと思います。これについてまた御見解をいただきたいと思います。
一旦ここまでお願いします。

◯市 長(松下玲子君)  藪原議員の再質問にお答えをいたします。
まず、御紹介いただきましたスフィア基準についてでございます。このスフィア基準も参考にしつつ、避難所の質の向上に努めてまいりたいと思います。
また、子どもたちが災害用トイレに実際座って用を足せるのかといった御視点からの御質問かと思います。実際に避難所運営マニュアルは、今現在改定を進めておりますので、現状に即した形で、よりよい見直しを行っていきたいと思います。
また、生命に危険リスクが高い避難者やサポートが必要な高齢者、障害者などの避難については、こちらは学校体育館ではなく、医療機関や福祉避難所や、支え合いステーションなどを活用していただくこととなっております。福祉避難所として指定している施設には冷房が完備されており、支え合いステーションとなるコミュニティセンターも基本的に冷房が完備されています。ただし、いずれにしても停電時の対策、自家発電の配備なども必要と考えられますので、今後より一層改善に向けて検討してまいりたいと思います。
以上です。

◯教育長(竹内道則君)  まずプログラミング教育ですが、藪原議員がおっしゃるとおり、確かに音楽は専科ですから、大丈夫かというところもあると思います。ことし井之頭小学校がプログラミング教育の研究指定校になっておりますので、そういった実務上のいろいろな課題も含めて、あるいは他からの情報も得ながら、どのように対応できるのか、考えていきたいと思っております。
それから学校のエアコンについては、もちろん教育活動実施上に留意していくというのは前提の上で、防災で配置していただいている2台の扇風機も、結構な学校が使っています。それの実施上の状況であるとか、あるいは先ほど申し上げた大型送風機も実証的に1台入れてみましたので、それの効果も見きわめながら、冷房効果のあるものを設置しているというケースもあるようですので、そのあたりの情報も得ながら、これは予算が必要なことですので、そういった要望もして対応してまいりたいと考えております。

◯14番(藪原太郎君)  御答弁ありがとうございます。ともに前向きに御答弁をいただいたのかなと思います。
続いて駐輪場と二輪車、これなのですけれども、本当に課題はあると思います。とはいっても、駅の周りが全部駐輪場になってしまうと、それは駅の周りがどうなのかということもあるかと思うので、バランスをとってやっていただきたいと思います。
先ほど市長の答弁の中では、公共交通ということであったと思います。これは実は私も、すごくいいヒントだなと思っていて、変な話なのですけれども、例えば雨の日は、当然ですけれども駐輪場はすいています。多くの方がバスを使っているからだと思うのです。ということであれば、逆に、駐輪場利用者をうまくバスに誘導することができれば、駐輪場問題というのは、ある意味いい方向に進むのかなとも思います。
これはなかなか難しいことだとは思うのですけれども、例えば市長の子ども子育て応援宣言の中では、いろいろと子どもに対する支援があります。例えば高校生などは、駅から学校に通う生徒がいるかと思いますけれども、そういう子たちは駐輪場を使うと思います。これは例えばの話なので、一例として聞いていただければいいのですけれども、そういった子たちのバスの定期券を補助するとかいった形でも、バスに誘導することができれば、駐輪場の問題は多少前に進むのかなとか、そういうふうにも考えられるので、もちろん考えているとは思いますけれども、広い視野でいろいろと、ぜひ御検討いただきたいなと思います。
それから、今度駐車場です。条例が根拠にあって、50ccであるということですけれども、それこそ条例を変えればという話が出ましたが、今答弁の中で、内容がちょっとずれたかなというのがあったのですけれども、50ccを置くことのできる駐車場を広げてくれ、別にスペースを広げてくださいというわけではなくて、排気量を広げてくれということなのです。50ccを置くことができる駐車場でも、もう少し置けるのです。満車になっていることはそんなにないような気がするので、125ccまでいけるようにちょっと検討していただきたいと思います。
というのも、世の中の流れとして、先ほどの50ccが減っているという中では、排ガス規制とか、そういった原因も市長が御答弁いただいているかと思うのですけれども、これは本当にそういう話で、今50ccというのはすごく力がないのです。だから人気が大分落ちています。
その一方で、50ccというのは普通自動車の運転免許で運転することができるのですが、50cc離れが進んでいるということもあって、今普通自動車の免許を持っていれば、自動二輪小型のオートマ限定の免許が、教習所で2日で取れるのです。要は、本当にいわゆる125ccまでのスクータータイプ、これは物すごくふえると思います。今50ccに乗らなくなっている人は、125ccに乗るようになると思います。
なので、もちろん二輪人口が減っていますから何とも言えないけれども、ニーズというのは変わってくると思うのです。50ccから125ccに移ってくるのではないかなと考えていますので、50ccしか置けない駐車場というのは、だんだんあいてきてしまう。それで125ccとかが置けないという状況が駅の周辺にできてくると私は考えていますので、本当に今50ccしか置けないところを何とか125ccまで置けるように御検討を、本当に進めていただきたいと思います。これは一応ちょっと御意見をお聞かせいただければと思います。お願いします。

◯市 長(松下玲子君)  2点再質問をいただきました。
まず1点目といたしまして、駐輪場利用者の公共交通への誘導の一つの御意見として御提案をいただいたと承りました。やはりこちらは地域公共交通全体の中でのバランスというのも必要になってくると思いますので、そうした中、また利用料などもしっかりと現状、そして課題等を見きわめた上で、駐輪場の整備目標台数のあり方について、引き続き検討していきたいと思います。
御質問いただきました2点目につきまして、やはり今御紹介がありましたように、さまざまなニーズの変化や社会の状況の変化というのが背景にはあるかと思います。そうした背景にもしっかりと目を向けた上で、現状を把握して、こちらは条例改正等が必要である、場所を新たにつくれと言っているのではないよとの御趣旨の御質問かと思います。その動向を注視した上で、引き続き研究をしていきたいと考えます。
以上です。

◯14番(藪原太郎君)  ありがとうございます。ぜひ前向きに前進させていただければと思います。
それで、ちょっとさっき1個再質問で漏らしてしまったのですけれども、二輪車の駐車場対策ということで、民間という話が御答弁の中にあったと思います。付置義務とかそういう話があったかと思うのですけれども、市のホームページでは、設置費用を助成した二輪駐車場というのが紹介してあるかと思います。これは助成したということは、ある程度公共性があるから助成したのだと思うのですけれども、実際にどういう運用実態になっているか把握しているのかというのを、ちょっと確認しておきたいと思います。
というのも、吉祥寺エリアに2カ所あると思うのですけれども、ちょっとこの場では固有名詞は避けますが、そのうちの1カ所は、8時から22時までは30分100円、1日の上限料金は800円、もう一つは、最初の1時間が800円、以降30分ごとに400円、平日に関しては上限料金があって、上限は1,500円。どちらも自動車駐車場と同じ場所なのですけれども、前者は自動二輪は安くなっているのです。後者のほうは、自動二輪も車も同じなのです。これは武蔵野市が設置を助成しているにもかかわらず、ちょっとどうなのと私は思うのですけれども、御感想をお聞かせいただきたいと思います。

◯市 長(松下玲子君)  今御指摘をいただきました民間の駐車場に併設したバイクの駐車場の料金体系につきましては、現状で把握をしておりませんので、今後その把握をした上で、どのように運用していくかも含めて検討してまいりたいと思います。
以上です。

-一般質問, 議会報告