議員提出議案

平成29年第2回定例会 議員提出議案

2017.06.26 : 平成29年第2回定例会(第7号) 本文

◯14番(藪原太郎君)  このたび、音楽教育の場における著作権使用料について慎重な対応を求める意見書を提案させていただきました。文案につきましては、お手元に配付の資料のとおりではありますが、壇上にて本文を朗読させていただきます。
著作権法第22条において、著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として上演し、又は演奏する権利を専有する、と定められている演奏権に関して、一般社団法人日本音楽著作権協会は楽器の演奏を教える音楽教室についても公衆に直接聞かせることを目的とした演奏に当たるとして、使用料規程を策定し平成29年6月7日に文化庁に届け出を行い、平成30年1月からの徴収を目指しています。
現在は演奏による著作権料が徴収されていない音楽教育の現場から著作権料が徴収されるようになれば、レッスンで使用する楽曲の選択に影響が生じることで、音楽を学ぼうとする全ての人たちにとって、幅広いジャンルの音楽に接する機会が減少し、音楽愛好家や演奏人口の減少につながるおそれがあります。将来的には次世代音楽家の輩出にも大きな影響を及ぼし、日本の音楽文化の発展を阻害する結果となるなど、その社会的影響は大変大きいと考えられます。
よって、武蔵野市議会は、貴職に対し、音楽教育の場における著作権使用料について慎重な対応を求めることを強く要望するという内容で、このたび提案をさせていただきました。
御審議のほど、よろしくお願いいたします。

◯12番(内山さとこ君)  大変申しわけないのですが、私はこの著作権法の関係で、この6月に文化庁に届け出、来年1月からの徴収を目指しているといった現状について全く不案内でございまして、もう少し現状を教えていただければというふうに思っています。今回の意見書については、音楽教育の場におけるというふうな限定がございますが、例えば武蔵野市内でもよく行われている高齢者の日中の社会活動ですとか、通所型のデイサービスとかそういった中で、ボランタリーな形でセミプロのような音楽家の方々がピアノ演奏や、また歌を歌う、そういった余暇活動のようなことをされているかと思いますが、そういったことについては、この今回の著作権の使用料について影響が及ばないのか、大変気になっておりますので、その点について御説明をいただければと思っております。

◯14番(藪原太郎君)  御質問ありがとうございます。今回のこの演奏に関する著作権使用料が発生しないケースというのが設定されておりまして、3つの要素が必要になります。それについては、非営利であること、それから演奏者がノーギャラであること、そして参加する方々が無料で参加できること、この3つがそろった場合にのみ著作権使用料が不要という形になります。したがって、恐らくそういった高齢者の方が集うような施設が、少なくとも営業活動としてスペースを、例えば特養とかそういった場所は営利が目的にもなっておりますので、そうした観点からいうと、この非営利という部分が消えますから、例えばボランティアの方が演奏を聞かせるという点においても、そこで音楽教室を開く場合であっても著作権使用料は発生するという私の認識でございます。

◯12番(内山さとこ君)  ありがとうございます。そうすると、なかなかその辺の判断というのはこれから難しくなるように思います。例えば、武蔵野市独自のテンミリオンハウスですとか、そういったところで若干の講師謝礼のようなものをお渡しして音楽活動等をするとなると、それはもしかすると、今後、著作権法上影響が出てくる可能性も否定できないというようなことで、大変今後市民の活動から、高齢者だけではありませんが、高齢者などの社会活動にも影響が出かねない問題かというふうに受けとめました。ありがとうございます。

◯17番(きくち太郎君)  済みません、私も今回の意見書が出るまでよくわからなかったのですけれども、具体的に音楽教室をやっていらっしゃる方に対してどのような形で著作権料を徴収しようとしているのかということについて、藪原議員に教えていただきたいのですが、音楽教室というのは普通閉ざされたところでやっておりますので、例えばカラオケとかでしたら、さまざまなデータでこの曲を流したら1回何円とか取れると思うのですけれども、音楽教室はさまざまな曲をレッスンすると思うのですけれども、具体的に、ではこれでこの曲をやったら幾らとか、そういうものを一般社団法人日本音楽著作権協会が音楽教室に対して具体的にどうやって取るのか、あるいは金額も例えば1曲何円なのかとか、そのことについてお聞かせいただきたいのと、あと、それによって年間どのぐらい著作権協会のほうに収入が見込まれるのか等々、具体的なことを教えていただけますでしょうか。

◯14番(藪原太郎君)  御質問ありがとうございます。まず、どの程度の著作権使用料が発生するかという御質問だったと思いますけれども、2つの契約方式が音楽著作権協会のほうから提案をされておりまして、例えば月間での包括契約というものが1つあります。これについては、例えば受講者数が30名までの場所で月謝が4,000円以下の場合はその使用料は6,000円、月謝が4,000円よりも多く6,000円以下の場合、使用料は9,000円、こういったように段階的に金額が上がっていきます。
もう1つ、包括契約ではなくて1曲1回ごとの発生の場合は、1曲を1回使用するごとに150円、これは講座1回の受講料が1,000円以下の場合です。音楽教室ですから、1回で済むわけではないと思いますので、これは結構な金額になってしまうかと思います。受講料が2,000円以下の場合は、1曲の使用料は300円、3,000円以下の場合は450円、これもこのように段階的に上がっておりまして、この場合は1曲の利用時間が5分までということが条件になっています。1曲1回の利用時間が5分を超える場合には、2回使用したということで金額が倍になる、こういった形になっております。
年間で幾らかということに関しましては、申しわけありませんが、ちょっと私、まだそこの計算が出ておりませんが、ニュースなどで見る限りでは、新たに億単位の収入が発生する、そういうような報道を見受けたことがございます。
以上です。

◯17番(きくち太郎君)  ありがとうございます。あともう1つの質問なのですけれども、外国人の著作物を使用した場合は、これは外国といってもアメリカだったりイギリスだったりいろいろとあると思うのですけれども、この日本著作権協会を通じてそちらに払うようなことになるのか、外国の著作物に対して日本音楽著作権協会はどのように考えているのか、教えていただけますでしょうか。

◯14番(藪原太郎君)  どのような曲にそういった著作権使用料が発生するかという、外国国内含めてというような質問だったと思います。これは、一般社団法人日本音楽著作権協会に管理を委託している楽曲に対して発生するものでありますので、例えば外国の楽曲であっても、そこの国のそういった管理団体と今回のこの一般社団法人日本音楽著作権協会との関係性によって発生するしないというものがあるのではないかと思いますし、例えば日本国内においても、ごく一部ではありますが、この楽曲管理を委託していない作曲家などもまれにおりますので、そういう方のものに関しては、その使用料は発生いたしません。
以上になります。

音楽教育の場における著作権使用料について慎重な対応を求める意見書

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